映画 ダラス・バイヤーズクラブ
2014年 05月 08日
追いつめられて初めて、悟るというか自分のやるべきことが、
はっきりくっきり見えることが、たしかにあるような気がします。
そのために情熱をそそぐことを、惜しまない気持ちになることも。
エイズってそういえば、最初はスキャンダラスな話題っぽかった覚えが、
あたかも同性愛者特有の病気みたいな言われ方で、罹患したら恥だとでも
いうような扱い、そんな拒絶反応からまさか自分が、と絶望したカウボーイが、
否応なく現実に向き合ううち、なにか信念らしきものに突き動かされて。
とにかく自分で調べる、という姿勢がすばらしいんですが、たしかにそれは
目新しい病気であることや、だれも助けてくれないことから、必然的にとる
しかなかった道なのかもだけれど、その諦めない、凄みさえ感じられる執念は、
生きることそのものの意味を、まさに表現している煌めきでありそうで。
苦痛と闘いながら、メキシコへと、あるいは、あちこちの国々へと走り、
飛び回る必死さ、失望、悲しみに、倒れそうになりながらも、自らの生への
執念が発端ではあったけれど、次第に、仲間といえる存在のために闘い、
真実と正義に目覚めた身体を、気力で稼働させる姿は、力にみちて。
けっきょく医療関係者なんて、病気を他人事としてしかとらえていない、
ビジネス優先のあてにならない輩、専門家だからって、権威だからって、
信用してしまっては、たいせつな生命、モルモット代わりに利用されてしまう
だけという恐ろしさ、そこに鉄槌下そうと立ち上がる姿は、せつないほど。
いやほんと、クスリがこわいってのはほんとうらしいですね、ビタミンと
亜鉛を処方、つらい症状は病気じゃなくて新薬の影響だ、という診断に目から
うろこの気分、メキシコの素朴な診療所っぽい場所こそが、真実、健康とは
なにかということを、知らしめてくれたようで、わが身おもわず振り返って。
オスカーの主演と助演受賞とのこと、そんなのどうでもいいってかんじの
すがすがしさ。
シネプラザサントムーンにて2014年5月
ダラス・バイヤーズクラブ 公式サイト
はっきりくっきり見えることが、たしかにあるような気がします。
そのために情熱をそそぐことを、惜しまない気持ちになることも。
エイズってそういえば、最初はスキャンダラスな話題っぽかった覚えが、
あたかも同性愛者特有の病気みたいな言われ方で、罹患したら恥だとでも
いうような扱い、そんな拒絶反応からまさか自分が、と絶望したカウボーイが、
否応なく現実に向き合ううち、なにか信念らしきものに突き動かされて。
とにかく自分で調べる、という姿勢がすばらしいんですが、たしかにそれは
目新しい病気であることや、だれも助けてくれないことから、必然的にとる
しかなかった道なのかもだけれど、その諦めない、凄みさえ感じられる執念は、
生きることそのものの意味を、まさに表現している煌めきでありそうで。
苦痛と闘いながら、メキシコへと、あるいは、あちこちの国々へと走り、
飛び回る必死さ、失望、悲しみに、倒れそうになりながらも、自らの生への
執念が発端ではあったけれど、次第に、仲間といえる存在のために闘い、
真実と正義に目覚めた身体を、気力で稼働させる姿は、力にみちて。
けっきょく医療関係者なんて、病気を他人事としてしかとらえていない、
ビジネス優先のあてにならない輩、専門家だからって、権威だからって、
信用してしまっては、たいせつな生命、モルモット代わりに利用されてしまう
だけという恐ろしさ、そこに鉄槌下そうと立ち上がる姿は、せつないほど。
いやほんと、クスリがこわいってのはほんとうらしいですね、ビタミンと
亜鉛を処方、つらい症状は病気じゃなくて新薬の影響だ、という診断に目から
うろこの気分、メキシコの素朴な診療所っぽい場所こそが、真実、健康とは
なにかということを、知らしめてくれたようで、わが身おもわず振り返って。
オスカーの主演と助演受賞とのこと、そんなのどうでもいいってかんじの
すがすがしさ。
シネプラザサントムーンにて2014年5月
ダラス・バイヤーズクラブ 公式サイト
by habits-beignets | 2014-05-08 21:48 | シネマのこと | Comments(0)