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映画 ソーシャル・ネットワーク

SNSって、よくわかってなかったんですけど、私。
ミクシィも、すぐやめてしまったし。
ネットで社交の場とか、必要ではないんですよね、オバさんだし?

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でも、それで世界がひろがるってことは、よくわかります。
ものすごい数のひとびとと、じっさいに会うことがなくても、
その思想や感性や趣味まで、知ることができますものね。

ちょっと怖いなあと思いながらも、その世界にとびこんでみたら、
やめられなくなるんでしょうね、麻薬的魅力もあるような。

そんな、怪物みたいなものが、創られて、育ってゆく過程が、
もちろん、実話そのままではないのでしょうけれど、
おおよそ、わかるような気持ちにさせられて、見守りましたが。

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物語の進行は、最初はそうとは気づかなかったのですが、
ふたつの裁判での証言にそって、場面が映しだされるかたちで、
スピード感があって、ひきこまれます。
あっというまに、世界が変わる、その臨場感。
やはりこれは、監督の力量なのかも。

いろんな見方があるでしょうけれど、とても、共感を覚えたのは、
主人公が、自分の創りだしたものを、商業的な道具にすることより、
ひたすら自分の理想にちかづけようと、こだわりつづけるところ。

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ひとを欺いたり、傷つけたり、ずいぶん利己的な人間のように
描かれているかんじもあるけれど、妥協しないで自分の世界を
大事に守る姿勢には、なんだか、せつない気持ちもおこって。

どんな、巨万の富を得るようなことになっても、けっきょくのところ、
ただロマンチックな男の子の夢が、巻き起こしてしまったことなのだと、
微笑ましく思われてくる、ラストであったりしました。

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シネプラザサントムーンにて、2月

ソーシャル・ネットワーク 公式サイト

by habits-beignets | 2011-02-18 02:00 | シネマのこと | Comments(0)

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