映画 クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち
2013年 01月 01日
もうね、おしりおしりおしりおしりおしりのオンパレード! そのおしりが
また、まるくってキュートでほれぼれ。女性も夢中、というのが頷けます。
パリのシャンゼリゼ通りのちかくにあるという、有名なナイトショーの劇場、
きらびやかなライトに浮かび上がるのは、惜しげもなくあらわにされた肢体。
そこに感じられるのは、たしかにエロチシズム、なのだけれど、その崇高、
とでもいうのか、優美さ、気高さ、には、敬虔な気持ちにさえなってしまう。
これはもうまちがいなくアート、なんでしょうね、じっさい、著名な
アーティストたちが通ったり参加したりしたという、由緒正しいステージ
ということですし、洗練された女性の曲線美が、これでもか、という迫力で
登場してくるのに、目は釘付け、トップレスもその美しさがとても自然で。
スタッフたちの真剣さ、情熱、厳しさ、にもカメラは迫ってゆくのですが、
侃々諤々の彼らのやりとり、ダンサーたちの葛藤を見守るうち、いかに
女性のからだの美しさが、尊いものだと思われているのか、どうすれば
その美しさが最高度に生かされるのかが大問題なのかが、つたわってきて。
とにかく、おしりをまるくみせたいの、という衣装デザイナー、彼女の
セーラー服じたいも、奇妙にかわいらしく、ただ者ではないセンスの
気配がただよっているのだけれど、一転、会議での容赦ないツッコミは、
観客への美の提示に、命がけ、とでもいえそうな覚悟もみえて凛々しくて。
リハーサル、オーディションにのぞむ、ダンサーたちも、自分たちの
からだの美しさに誇りをもちつつ、それをどうすれば観客に効果的に
訴えることができるか、妖艶な動きの裏にはありあまる知性が垣間みられ
美と知の結集こそが、多くのひとを惹きつけることになるのだと再認識。
演出家の苦悩も、色濃く映しだされて。いやもう、きらびやかな夢の舞台。
セクシャル、エロス、が気品と知性をまとうと、こんなに素晴らしいもの
になるなんて。おもわずちょっと自分のからだ、おもい返してしまいました。
舞台にたつことはなくても、美しさのもと、たいせつにしたいような。
笑いどころもけっこう満載。へたくそな歌とか、たのしいです。
ジョイランドシネマ沼津にて、2012年12月
クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち 公式サイト
また、まるくってキュートでほれぼれ。女性も夢中、というのが頷けます。
パリのシャンゼリゼ通りのちかくにあるという、有名なナイトショーの劇場、
きらびやかなライトに浮かび上がるのは、惜しげもなくあらわにされた肢体。
そこに感じられるのは、たしかにエロチシズム、なのだけれど、その崇高、
とでもいうのか、優美さ、気高さ、には、敬虔な気持ちにさえなってしまう。
これはもうまちがいなくアート、なんでしょうね、じっさい、著名な
アーティストたちが通ったり参加したりしたという、由緒正しいステージ
ということですし、洗練された女性の曲線美が、これでもか、という迫力で
登場してくるのに、目は釘付け、トップレスもその美しさがとても自然で。
スタッフたちの真剣さ、情熱、厳しさ、にもカメラは迫ってゆくのですが、
侃々諤々の彼らのやりとり、ダンサーたちの葛藤を見守るうち、いかに
女性のからだの美しさが、尊いものだと思われているのか、どうすれば
その美しさが最高度に生かされるのかが大問題なのかが、つたわってきて。
とにかく、おしりをまるくみせたいの、という衣装デザイナー、彼女の
セーラー服じたいも、奇妙にかわいらしく、ただ者ではないセンスの
気配がただよっているのだけれど、一転、会議での容赦ないツッコミは、
観客への美の提示に、命がけ、とでもいえそうな覚悟もみえて凛々しくて。
リハーサル、オーディションにのぞむ、ダンサーたちも、自分たちの
からだの美しさに誇りをもちつつ、それをどうすれば観客に効果的に
訴えることができるか、妖艶な動きの裏にはありあまる知性が垣間みられ
美と知の結集こそが、多くのひとを惹きつけることになるのだと再認識。
演出家の苦悩も、色濃く映しだされて。いやもう、きらびやかな夢の舞台。
セクシャル、エロス、が気品と知性をまとうと、こんなに素晴らしいもの
になるなんて。おもわずちょっと自分のからだ、おもい返してしまいました。
舞台にたつことはなくても、美しさのもと、たいせつにしたいような。
笑いどころもけっこう満載。へたくそな歌とか、たのしいです。
ジョイランドシネマ沼津にて、2012年12月
クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち 公式サイト
by habits-beignets | 2013-01-01 12:25 | シネマのこと | Comments(0)