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映画 恋のマノン

ドヌーヴさま若かりしころの、小悪魔の魅力全開、とおもいきや、
悪魔っぽさはそれほど感じられず、無邪気で正直な、かわいさが。

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ファッションショーの舞台裏らしきオープニング、色あざやかな
コートやワンピース、つぎつぎ着替える場面に、心おどって、ところが、
物語が始まる場所は、なんと羽田空港、なつかしいたたずまいの日本に
ドヌーヴさまは、まるで昭和の着せ替え人形そのものの、いでたちで。

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そんなバカな、てかんじの一目惚れで、一言もかわすことない駆け引きで、
あっというまに急接近、美男美女の組み合わせだからこそ、なんでしょうけど、
いちゃいちゃするのに夢中なあまり、ほかのことはそっちのけ、愚かしくは
あるんですけど、微笑ましく楽しんで観られるのは、おとぎ話めいてるから。

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いやもう、60~70年代のファッション、パリの街並、自動車とか、
見てるだけでも、わくわくしてきて、ウンガロのブティックで逢い引き
なんて、あの華やかでクールなお洋服たちがかかってるハンガーに
囲まれてのやりとり、ファッションショーに目がきらきらなドヌーヴ。

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当時の流行、ミニ丈のAラインのコートがまた、このうえなくキュート!
オレンジだったりピンクだったりブルーだったり、もはや絵本の世界、
ニースのクルージング、ヒッチハイクでの、カジュアルボーイッシュぶりも
さまになってて、色っぽいというよりも、あかるく健康的なまぶしい魅力。

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出会う男たちが、皆とりこ、なかばヒモのような兄貴の差し金もあって、
節操なく色気をふりまく、てところもあるんですが、それとこれとはべつ、
とでもいわんばかりに、ひとりの男にだけはときめく表情、お金がなくても
利用価値がなくても、離れられない、痴話げんかも、どこか楽しげで。

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洗練されたパリの街、ニースの青い海、旅行気分もあじわえて。

シネプラザサントムーンにて3月

恋のマノン(スクリーンビューティーズ)公式サイト

by habits-beignets | 2014-03-19 01:53 | シネマのこと | Comments(0)

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