映画 シェフ 三ツ星フードトラック始めました
2015年 03月 19日
おいしそうなものがもう、たっくさんつぎつぎ登場、おもわず前のめり、
おいしいって、実際に口にいれなくても、伝わるものなんですね、きっと。
ニューオリンズの「ベニエ」、憧れのお菓子は、ただそれだけを味わうために。
誰もが認める、腕利きのシェフ、そこへグルメで有名なブロガー食事の予告、
というところから物語は始まるのですが、ではとびっきりの新メニューで応戦、
の心意気を、保守的なオーナーに反対され、ああ雇われ人のかなしさですね、
たしかに難しい選択だし、一流職人でもマーケティングには自信なかったり。
ちょっと私生活も問題ありそうで、誰からも愛される人気者なのにの鬱屈、
頼みの綱の仕事すら、どうやらご破算のなりゆきで、いよいよどん詰まりの
様相なのだけれど、だからこそ、開き直って挑戦できることもあるというもの、
未知の料理、未知の仕事、未知の世界、に心がひらかれてゆくきっかけに。
キューバサンドイッチの移動販売、レストランのコースメニューとは別世界
のようだけれど、おいしさを求めて群がってくるひとたちを目の前に、
気の合う仲間、家族と、叱咤激励わらいながらの料理には、愛情が自然に
こめられて、もしや忘れかけていた原点、料理にたいせつなものが輝いて。
そうたぶん、たとえ一流レストランであっても、多くの人がかかわれば、
それなりのしがらみ、コストやら戦略やら、守るべきものも生じてくるし、
ともかくおいしいものを誰かに食べてもらいたい、感動してもらいたい、
料理人のそんな純粋な情熱すら、行き場を失うことも、たしかにありそう。
それならそんな面倒な職場から飛び出せば? 物語が指し示してくれる希望は、
ちょっと楽観的なおとぎ話ふうかもしれないけれど、でも、たびたび登場する
現代だからこそのツール、ツイッター、誰か専門家なんかに頼まなくたって、
自分たちで、いかに多くのひとたちに呼びかけることができるか、その可能性。
そういえば、そもそもの話の発端も、ブログであったし「拡散」であったし、
傷ついて、追いつめられての恐ろしさも、もちろんそこにはあるけれど、
頭きりかえこっちから、利用するスタンスに立ってしまえば、あんがい無敵、
率直な、本物の、気持ちや誠意がそのままつたわってくれることも。
一流シェフがほんとうにたいせつなもの、料理、家族、仲間、そして
自分に期待してくれる、たくさんのお客さんたちとの関係の再生、という
お話ですけれど、コンピュータ、インターネットなど、どんどん進化する
IT環境が、それをたすけてくれる、どこか提言、助言のようなおもむきも。
いやともかく、行く先々でのおいしいものとの遭遇がたのしく、
おいしいものをとおして、いろんな人との交流やしみじみの回顧とか希望とか。
人生ってつまり、おいしいものを探し求める旅ってところなのかもですね。
今日はベニエをたべるだけ、の日もあって。
エンドロール最後までご覧になるのをおすすめします。
料理のキモ、わかるかも。
シネプラザサントムーンにて3月
シェフ 三ツ星フードトラック始めました 公式サイト
おいしいって、実際に口にいれなくても、伝わるものなんですね、きっと。
ニューオリンズの「ベニエ」、憧れのお菓子は、ただそれだけを味わうために。
誰もが認める、腕利きのシェフ、そこへグルメで有名なブロガー食事の予告、
というところから物語は始まるのですが、ではとびっきりの新メニューで応戦、
の心意気を、保守的なオーナーに反対され、ああ雇われ人のかなしさですね、
たしかに難しい選択だし、一流職人でもマーケティングには自信なかったり。
ちょっと私生活も問題ありそうで、誰からも愛される人気者なのにの鬱屈、
頼みの綱の仕事すら、どうやらご破算のなりゆきで、いよいよどん詰まりの
様相なのだけれど、だからこそ、開き直って挑戦できることもあるというもの、
未知の料理、未知の仕事、未知の世界、に心がひらかれてゆくきっかけに。
キューバサンドイッチの移動販売、レストランのコースメニューとは別世界
のようだけれど、おいしさを求めて群がってくるひとたちを目の前に、
気の合う仲間、家族と、叱咤激励わらいながらの料理には、愛情が自然に
こめられて、もしや忘れかけていた原点、料理にたいせつなものが輝いて。
そうたぶん、たとえ一流レストランであっても、多くの人がかかわれば、
それなりのしがらみ、コストやら戦略やら、守るべきものも生じてくるし、
ともかくおいしいものを誰かに食べてもらいたい、感動してもらいたい、
料理人のそんな純粋な情熱すら、行き場を失うことも、たしかにありそう。
それならそんな面倒な職場から飛び出せば? 物語が指し示してくれる希望は、
ちょっと楽観的なおとぎ話ふうかもしれないけれど、でも、たびたび登場する
現代だからこそのツール、ツイッター、誰か専門家なんかに頼まなくたって、
自分たちで、いかに多くのひとたちに呼びかけることができるか、その可能性。
そういえば、そもそもの話の発端も、ブログであったし「拡散」であったし、
傷ついて、追いつめられての恐ろしさも、もちろんそこにはあるけれど、
頭きりかえこっちから、利用するスタンスに立ってしまえば、あんがい無敵、
率直な、本物の、気持ちや誠意がそのままつたわってくれることも。
一流シェフがほんとうにたいせつなもの、料理、家族、仲間、そして
自分に期待してくれる、たくさんのお客さんたちとの関係の再生、という
お話ですけれど、コンピュータ、インターネットなど、どんどん進化する
IT環境が、それをたすけてくれる、どこか提言、助言のようなおもむきも。
いやともかく、行く先々でのおいしいものとの遭遇がたのしく、
おいしいものをとおして、いろんな人との交流やしみじみの回顧とか希望とか。
人生ってつまり、おいしいものを探し求める旅ってところなのかもですね。
今日はベニエをたべるだけ、の日もあって。
エンドロール最後までご覧になるのをおすすめします。
料理のキモ、わかるかも。
シネプラザサントムーンにて3月
シェフ 三ツ星フードトラック始めました 公式サイト
by habits-beignets | 2015-03-19 16:56 | シネマのこと | Comments(0)